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カナダには101万人の中国系住民が在住している。彼らの教育レベルは平均して高いが、ある問題に直面している。
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2007年3月22日、カナダ統計局はカナダ在住の中国系の住民についての研究報告を公表した。2001年のカナダの国勢調査によると、中国系の住民は101万人で、カナダの全人口の4%。外国系住民の中でヨーロッパ系住民に次いで多くを占める。増加率がカナダ人の平均を遥かに超えていること、年齢層が若いこと、無宗教であること、教育レベルが高いことなどが中国系住民の特徴だ。
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101万人の中国系住民のうち、72%はカナダ生まれではなく、移民してきた人々。中国大陸出身者は45%、香港出身者は30%、台湾出身者は10%などとなっている。彼らのほとんどは大学教育を受けており、数学、物理、コンピューターなどの知識を持っているが、就職の面では苦労しているようだ。
事実、彼らの就職率はカナダ人に比べて低く、失業率は高い。15歳以上のカナダ人の就職率は62%だが、中国系住民の就職率は56%にとどまる。平均収入もカナダ人より少ない。中国系住民4人のうち1人が低収入層に属するという。(翻訳・史湘懿/編集・佐々木康弘)
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