2012年12月2日、中国・江蘇省南京市を目指し、馬で旅をしていた男性の大事な馬が行方不明となり、現地警察が出動し捜索を行った。南方都市報が伝えた。

【その他の写真】

男性は1月ほど前に退職し、河北省張家口市懐来県で馬1頭を8000元（約10万円）で買った。その後馬に乗り目的地の江蘇省南京市へ向け旅を始めた。南京市に着いた後は、馬を売って故郷に帰り年を越すと話している。そんな男性の大切な旅のパートナーである馬は、南京市まで残り1日の道のりの安徽省●州市（●＝さんずいに除）に着いた時に、雨宿りのために立ち寄った空き家で行方不明になった。

男性は空き家に泊まり、明け方に馬を草のあるところまで連れて行き、再び空き家に戻り休憩した。30分ほど過ぎたころにまた同じ場所に行くと馬は見当たらず、周りを探してみたが結局発見できなかったため、男性は警察に通報し捜索を依頼した。その甲斐あってか、馬はすぐに見つかり無事男性のもとに戻った。馬は、男性が雨宿りした空き家のすぐ後ろにある乳牛牧場で見つかった。牧場主によると、馬の周りに人がいなかったため、牧場に連れ帰ったという。馬が無事に戻り、男性は旅を続けられると喜びを露わにしていた。そして翌3日、男性は目的地の南京市に到着した。（翻訳・編集/内山）