Record China 2012年12月6日(木) 1時28分
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5日、日本を代表する歌舞伎俳優・中村勘三郎さんが亡くなった。このニュースは海を越えた中国にも伝わり、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも反響が。揺れる炎のろうそくをかたどった絵文字が多数投稿され、画面を追悼のともしびが埋めつくした。
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2012年12月5日、日本を代表する歌舞伎俳優・中村勘三郎さんが東京都内の病院で、急性呼吸窮迫症候群のため亡くなった。まだ57歳という若さだった。
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誰もが知る当代きっての名役者。しかしその活躍は歌舞伎の舞台だけにとどまらず、テレビや映画など多岐にわたった。芸にストイックで、現代に根づく歌舞伎のありかたも追及。1994年にスタートした「コクーン歌舞伎」や現代演劇とのコラボレーション、2000年からは江戸時代の芝居小屋を再現した「平成中村座」を立ち上げた。その「平成中村座」で7カ月にわたるロングラン公演を行った今年6月、食道がんを公表して療養に入った。その後は肺疾患との闘いが続いたが、惜しくも還らぬ人となった。
国宝とも言える逸材を失った日本の悲しみは言うべくもないが、このニュースは海を越えた中国にも伝わり、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトにも、その死を悼むコメントが寄せられた。揺れる炎のろうそくをかたどった絵文字が多数投稿され、パソコンの画面を追悼のともしびが埋めつくした。以下は寄せられたコメントの一部。
「歌舞伎に大いに現代の息吹を吹き込んだ人物」
「才覚ある人物ほど早く天に召されるのだな」
「歌舞伎界の支柱がまた去ってしまった」
「心からの哀悼を申し上げます。彼のすばらしい演技をこの目で直接見る機会がなく、とても残念です。それでも残された映像を拝見します。彼の魂は永遠です!」
「歌舞伎の伝統を守っただけではなく、より多くの人に歌舞伎を広めるために貢献された方でした。まだ57歳の勘三郎さん、なんて突然のお別れでしょう。どうぞ安らかに、それしか申し上げられません」
「歌舞伎という伝統芸能を見ても、多くを理解することはできないが、それでも彼が間違いなくすばらしい歌舞伎の名役者だということは感じられる」
「まだ57歳だというのに!2〜3年前、京浜東北線(東京)の車内でよく流れていたCMをありありと思い出しました。勘三郎さんをはじめとした和服姿の男性たちが微笑みながら、座ってコーヒーを味わうというものでした。当時、毎日の通勤電車でこのCMをよく見たものです」
「高知の大学で歌舞伎の授業を受けていた時、ちょうど教材としてとりあげられていたのが勘三郎さんの代表作でもある『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』でした。歌舞伎版と浄瑠璃版を繰り返し読みましたが、飽きるどころか心から楽しめたものです。演技のすばらしさは言うまでもなく、ご本人自身がとても魅力的で、カッコイイ方でした。わたしの最も尊敬する役者です。非常に残念です」(翻訳・編集/愛玉)
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