ハローキティ・パーク建設が海南省の重点プロジェクトに

Record China    2018年12月18日(火) 7時0分

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海南省の毛超峰常務副長は同省が着手した先導性重点プロジェクト12件のひとつとして「世界の著名ブランドの遊園地プロジェクト」を挙げた(写真)。2017年に決定した凱蒂猫家園(ハローキティ・パーク)を指すと受け止められている。

海南省の毛超峰常務副長は14日午後に国務院新聞弁公室(中国中央政府報道事務室)で行った記者会見で、同省が着手した先導性重点プロジェクト12件のひとつとして「世界の著名ブランドの遊園地プロジェクト」を挙げた。2017年に決定した凱蒂猫家園(ハローキティ・パーク)を指すと受け止められている。

海南省三亜市におけるハローキティ・パークと付随するホテルの建設プロジェクトが発表されたのは2017年4月だった。香港富徳集団が総額110億元(約1800億円)を投資する。海南省では観光産業や周辺分野の不動産関連産業は省内経済の重要な位置を占めている。省政府高官がハローキティ・パークを「先導性重点プロジェクト」と説明したことは、省としてハローキティ・パーク建設を模範事例とみなし、周辺分野への波及効果にも期待していることを意味する。

香港富徳集団を率いる潘家徳氏の父親は現在の海南省文昌市出身の潘正洲氏。1941年生まれで、1957年に中学を卒業した後に香港に渡った。1970年に紡績工場を設立して成功し、その後はさまざまな分野に事業を拡大。中国大陸出身の事業家として香港での指導的立場を獲得したという。

潘一族は40年間近くに渡り海南への投資を続けている。潘家徳氏は海南省三亜市で2007年に設立された三亜高勝発展の董事長と総経理(会長と社長)を兼任している。

中国では2014年、浙江省湖洲市安吉県で中国初のハローキティ・パークが開業した。日本国外では初のハローキティのテーマパークで、開業式にはサンリオ幹部も出席した。(翻訳・編集/如月隼人

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