Record China 2012年12月7日(金) 8時50分
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5日、中国には高齢者の介護従事者が30万人いるが、そのうち資格を有しているヘルパーは10万人に満たないことが分かった。写真は寧夏回族自治区の養老施設。
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2012年12月5日、中華慈善総会の李本公(リー・ベンゴン)常務副会長は、中国には高齢者の介護に従事している人員(ヘルパー)が30万人余りしかおらず、そのうち資格を有しているヘルパーは10万人に満たないことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
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李常務副会長は「第8回全国養老院院長フォーラム」に出席し、中国の高齢者の現状について語った。それによると、中国で養老施設に入居している高齢者は約260万人で、そのうち身の回りのすべてのことが自分でできない高齢者はわずか25万人程度。一方、養老施設に入居していない、日常生活に何らかの支障がある高齢者や身の回りのすべてのことが自分でできない高齢者は1100万人以上も存在している。
こうした状況に対応するため、中国政府は今年、「中国老齢事業発展『十二五(第12次5カ年計画)』計画」と「社会養老サービスシステム建設計画(2011−2015)」を公布し、高齢化社会への対応方針を明らかにした。
この計画では、15年までに高齢者1000人ごとに介護用のベッド30床を設置し、さらに日常のケア用ベッド及び養老施設のベッド約340万床を増設するとともに、既存の養老施設のベッド数の30%(約90万床)の改善を目指している。
また、今月5日には、ヘルパーや養老施設の管理者養成のための機関「中国長期介護訓練網」をインターネット上で開設。高齢化社会に対応するための学習や研修を実施し、交流を図っていく方針だという。(翻訳・編集/HA)
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