Record China 2018年12月18日(火) 5時10分
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化粧品市場が急成長する中国でスキンケアへの関心が高まっている。
2018年12月16日、参考消息(電子版)によると、化粧品市場が急成長する中国でスキンケアへの関心が高まっていると仏メディアが伝えた。
11月11日は「光棍節(独身の日)」として、ネット通販を中心に大型セール合戦が繰り広げられるが、その規模は米国の「ブラックフライデー」をも上回るものとなっている。
中国では現在、若いミレニアル世代から60歳代と幅広い層でスキンケアやメーキャップへの関心が高まっており、化粧品の需要も急激に増大している。
世界最大の化粧品会社・ロレアルは2013~18年の中国における販売のオンラインの比率が1%から30%にまで拡大したという。ロレアル上海研究開発センターの責任者は、「今では中国の女性は化粧品を選ぶ目が日本の女性よりも厳しくなった」と話している。
ネットに自撮り写真を掲載するのが流行するようになると、女性は唇と眉を強調するような濃いめのメイクになり、髪を染める男性も増えた。また、スキンケアも重視されるようになった。高齢の女性でも見た目を特に気にするようになっており、SNSやメッセンジャーアプリなどを利用して情報交換も盛んに行われているという。
ロレアルは需要の増大に応じるため、中国のネット企業大手であるアリババや騰訊(テンセント)と提携した。ロレアルのネット販売部門の責任者は、5億ドルと言われる潜在的な消費者を掘り起こし、電子商取引の分野でもマーケットリーダーとしての地位を固めたいとしている。
また、ロレアルは今後、中国で新たなニーズとして注目されているサービスのパーソナライズにも力を入れていくとしている。(翻訳・編集/岡田)
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