2018年12月17日、米華字メディアの多維新聞は、中国の通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）による高額報酬での人材引き抜きに、サムスン電子などの韓国企業が頭を痛めていると報じた。

記事によると、韓国・news1は16日、「ファーウェイは全体の売上高の10％以上を研究開発（R＆D）に投資している」とし、「サムスン電子からファーウェイの子会社の半導体メーカー、ハイシリコン（海思半導体、HiSilicon）に最高技術責任者（CTO）として転職したA氏の年俸が40億ウォン（約4億年）に達するといううわさが広まり、業界を驚かせた」「サムスン電子やSKハイニックス、LGディスプレイなど韓国のグローバルIT企業は中国企業の人材引き抜きに頭を痛めている」「中国企業は通常、リンクトイン（LinkedIn）経由で韓国の半導体人材に電子メールで接触し、信頼が高まったところで面談を行う。サムスン電子の核心人材のうち、中国企業の離職提案メールを受けたことのない人はほとんどいない」「中国企業の中には、韓国の半導体企業の退職者などをブローカーとして採用し、韓国の人材に対し、高額年俸に加えて車や住宅の提供などの手厚い条件を提示して転職を勧めるところもある」などと伝えている。（翻訳・編集/柳川）