中国の汚職指数、この1年でさらに悪化、「清潔度」は世界80位に―仏メディア

Record China    2012年12月8日(土) 5時47分

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5日、NGOが発表した今年の「汚職指数」によると、中国の「清潔度」は昨年の75位よりさらに下がり、80位になった。写真は第18回中国共産党大会の代表ら。

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2012年12月5日、非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルは2012年の「汚職指数」を発表した。中国の「清潔度」は昨年の75位からさらに下がって80位となり、汚職状況がこの1年でさらに悪化したことが明らかになった。6日付でラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版ウェブサイトが伝えた。

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調査によると、中国の国民の3分の1が「政府の汚職撲滅対策は効果を上げていない」と答え、46%が「汚職問題はますます深刻になっている」と感じていることが分かった。また、中国人の多くが考える「最も汚職がはびこる組織」については、企業、警察、共産党の順になっている。

中国企業が海外で行う賄賂も国際的な非難を浴びており、経済力のある28カ国を対象に行った調査では、ロシアと中国の企業による諸外国への賄賂が最も深刻だった。また、NGOは改革や汚職撲滅を推し進める大きな原動力になるが、中国に存在する300万を超えるNGOのうち、法的に認められているNGOは約47万しかない。

「汚職指数」は公共部門での汚職レベルを1から100で数値化。数字が高いほど「清潔度」が高いが、世界の3分の2の国が50に満たない数値を示した。賄賂や汚職、やみ取引が世界各国で横行していることから、地球規模での対策を講じることが必要だ。(翻訳・編集/本郷)

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