オオサンショウウオ違法売買？怪しい屋台―海南省海口市

2007年3月21日、記者は海南省海口市海秀路明珠広場でオオサンショウウオらしき動物が売られているのを発見した。販売できないはずのオオサンショウウオが売られていると市民から通報があったのだ。通報の通り、オオサンショウウオと思われる動物は屋台で売られていた。金魚鉢で2匹が泳いでおり、その脇には「2匹で5元（約75円）」と書かれている。店の奥には発泡スチロールの箱が置いてあり、まだ何十匹もいるようだ。

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記者は客を装って販売業者と話をした。業者によると、売られているのは本物のオオサンショウウオだという。省外から取り寄せたもので、海南省ではこの業者の系列でしか扱っていないとのことだ。記者は海口市野生動物保護ステーションに電話し、まもなく職員が現場に到着した。職員は、オオサンショウウオは国家二級保護動物であり、勝手に販売はできないという。ただし両生類は漁政部の担当であるため、自分にはこれが本物のオオサンショウウオであるかどうかの判別はできないとのことだ。記者が写真を撮ったところ、販売業者はすぐに店をたたんでどこかに消えてしまった。関係部門の一刻も早い調査が求められそうだ。（翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘）