Record China 2012年12月14日(金) 10時52分
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13日、韓国政府の見積りによると、北朝鮮は今年ロケット発射に合計で13億ドルを投入したという。また、専門家は今回の発射について「国内向け」であるとコメントしている。写真は発射の成功を伝える北朝鮮中央テレビのアナウンサー。
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2012年12月13日、台湾・聯合新聞網によると、ソウルのNGO「平和ネットワーク」の代表者は、「権力基盤を固めつつある金正恩氏にとって、国内での政治的利益に鑑み、発射のコストとそれによって受ける制裁は割に合うものだった。ロケットの発射は国際社会ではなく、北朝鮮の国民を目標としたものだった」と述べた。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
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「憂慮する科学者同盟」(Union of Concerned Scientists)の世界安全保障部門副主任であるライト氏は、米ケーブルテレビのニュースに寄せた記事で「ロケット発射の成功は、エンジンやナビゲーション、切り離しなどのテストに役立つもので、ミサイルにも応用できる。核弾頭を搭載することができれば、1トンの弾頭を乗せ、米西海岸にも届く射程距離1万〜1万3000kmの三段式ミサイルが製造できる。二段式であれば飛距離は8000kmとなり、アラスカとハワイに到達する。
12日に打ち上げられた衛星は小さく、機能も優れたものではないが、北朝鮮のエンジニアが衛星軌道の交信訓練が可能になる。経済効果と信頼性を考えれば、他国に大金を払って代理発射を依頼することもできたが、北朝鮮は自前での発射にこだわった。評論家によると、北朝鮮の宇宙計画は、ミサイル計画の隠れみのの一つであるという。
韓国政府の調べによると、北朝鮮は今年、ロケット発射に合計13億ドル(約1088億円)を投じている。そのうち、今年4月に行われた発射には6億ドル(約500億円)が投じられたと見積もられている。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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