Record China 2018年12月26日(水) 17時20分
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26日、韓国・ニューシスは「クリスマスツリーの木は韓国由来、どうやって世界に広まった?」と題する記事を掲載した。写真はクリスマスツリー。
2018年12月26日、韓国・ニューシスは「クリスマスツリーの木は韓国由来、どうやって世界に広まった?」と題する記事を掲載した。
記事は「クリスマスが西洋から伝わったため、クリスマスツリーに使われる木も当然、西洋の木だと考える人が多い」としつつ「実はクリスマスツリーに最も多く使われる木は韓国由来だ」と伝えている。
記事によると、欧州でクリスマスツリーとして最も人気のある木は、朝鮮半島固有の常緑高木「チョウセンシラベ」。1907年にフランスの植物学者が済州島の漢拏山で採集し、20年に英国の植物学者が「アーノルド植物園研究報告集」に新種として掲載したことで世界に知られるようになった。その後、数十種の改良種が開発され、米国や欧州一帯に広まったという。
しかし最近、原産地の済州島ではチョウセンシラベの森が徐々に縮小しており、今後100年以内に絶滅する危機が懸念されているという。こうした状況を受け、国際自然保護連盟(IUCN)は2011年にチョウセンシラベを絶滅危惧IB類(EN)に指定した。さらに今後分布面積が10平方キロ以下となり、絶滅危惧IA類(CR)となる可能性も指摘されている。韓国の国立山林科学院関係者は「チョウセンシラベは育種の重要性を象徴する品種」とし、「これまでは韓国の固有種を外国に奪われてきたが、今後は種の重要性に対する社会的認識の変化や積極的な対策が求められる」と話しているという。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「その通り。ツリーの最高品種は韓国のチョウセンシラベだ」「世界を相手にロイヤルティの支払いを求めて訴訟しよう」などと主張する声が上がっている。
また、「非常に誇らしい。それと同時に、絶滅危惧種になっていることが悲しくて腹が立つ」「種子戦争において朝鮮半島は多くのものを奪われてきた。特に日本や米国に」「世界的に人気がなくても重要な種はたくさんある。韓国固有の品種を国民に広く知らせることが品種を守ることにつながる」など、韓国固有種を守ろうと訴える声も。
一方で、記事の内容に対し「チョウセンシラベは数多くの観賞用品種の一つとして利用されているだけで、クリスマスツリーが主な用途ではない。もともとチョウセンシラベは成長が遅いからツリー用に育てて販売するのに向いていない。だから主に生産されているのはオウシュウトウヒというマツ科トウヒ属の木だよ」「実際、クリスマスツリーに韓国の木を使う国はほぼない」と疑問を示す声も見られた。
さらに「また始まった。万物韓国起源説」「この調子だと、キリストやサンタも韓国で産まれたと主張し出しそう」「私も韓国人だけど、なんでもかんでも無理やり韓国由来を主張するのはやめてほしい」とため息交じりの声も数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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