<このインフラ投資がひどい2012>中国がやらかした4大過剰投資―米誌

Record China    2012年12月19日(水) 7時20分

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13日、米誌アトランティック・シティは記事「2012年度、中国の4大浪費インフラ投資」を掲載した。中国といえば過剰投資で知られるが、その中でもとびきりの問題投資を紹介している。写真は天津市濱海新区。

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2012年12月13日、米誌アトランティック・シティは記事「2012年度、中国の4大浪費インフラ投資」を掲載した。16日付で環球時報が伝えた。

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中国といえば、国中を掘り返すような過剰建設が投資を牽引している。例えば中国のすべての省が世界をリードする金融センターを建設しているというだけで、その無駄がわかるだろう。残念ながらこの世界にはそれほど多くの投資銀行や弁護士事務所はない。結局、誰も人がいないゴーストタウンができあがるのだが、専門家によると経済成長が続けばゴーストタウンにも次第に人が入り、人間の街になるのだとか。

専門家がそう言うならば信じるしかないが、しかし2012年のムダ遣い投資はやはり目を引く。その筆頭はチベット自治区ラサ市のテーマパーク。観光資源はいくらでもあるチベットに、48億元(約624億円)も費やして漢族とチベット族の絆のシンボルとされる文成公主のテーマパークを作るらしい。さらにチベット南部にスイス村を作る計画もあるのだとか。テーマパークは中国各地の地方自治体に山ほどの債務をこさえているのだが、チベットでやる必要はあるのだろうか。

第二のムダ遣いは天津の「中国マンハッタン」計画。ロックフェラー・センターやツインタワーを模したニューヨークのコピー金融街を作る計画だ。

第三のムダ遣いはアルミ溶解炉の乱立。中国経済の成長鈍化もあり、アルミの供給過剰は明白だが……。ロンドン金属取引所の統計によると、1985年から2005年までに世界で133基のアルミ溶解炉が建造されたが、うち119基が中国。それでもいまだに内陸部を中心に乱立は続いている。

第四にアンゴラに作られたマンション。中国はついにゴーストタウンまで輸出してしまった。と、アトランティック・シティは報じているが、これは事実とはそぐわないのでここでは訳出しない(環球時報編集)。(翻訳・編集/KT)

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