エリート女性、シリコンバレーでお婿さん探し―上海

女性の社会進出が一般的になっている中国で、事業などで成功を収めたリッチなシングル女性20名以上からなる「訪米交友団」が結成された。4月にアメリカのシリコンバレーなどを訪問し、シリコンバレーで働く中国系男性の中から人生のパートナーを捜すのが目的だ。

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この訪問団に参加するには2万8000元（約42万円）もの高額な参加費用が必要なばかりか、ほかにも厳しいハードルが課されている。たとえば、貯金は50万元（約750万円）以上必要で、一定の不動産を所有していること、高学歴であること、好条件の仕事に従事していることなどだ。ハードルは極めて高いが、すでに20名以上が参加申し込みをしているという。

訪問団は観光以外にアメリカ華人連誼会とシリコンバレー留学生連誼会が共催する「お見合いパーティー」にも参加するという。 関係者によれば、「シリコンバレーは高学歴・高収入の中国系男性は多いですが、中国系の女性は非常に少ないため、男性にとっては激しい競争です。国内の状況とは違います。上海では35歳程度で高学歴で一定以上の収入を持つ男性は少ないですからね」と述べ、訪団の参加資格が高い理由をコメントした。またアメリカの留学生連誼会の朱理事は「連誼会のメンバーの多くは学問に打ち込んだり、学費の工面に苦労したりしたため、恋愛の機会が少なかったのです。卒業後もIT企業などのハイテク企業は職場に女性が少ないので、なかなかパートナーが見つからないのです。連誼会には約400名の一流大学の卒業生がいますが、女性はわずかに2割しかいません」と述べ、シリコンバレーの厳しい恋愛事情を説明した。

レコードチャイナでは、積極的にアメリカ・シリコンバレーまでパートナーを探しに行くエリートシングル女性にエールを送りたい。（翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘）