海軍力高める中国、第二次大戦期の日本に似ている―スイスメディア

Record China    2012年12月21日(金) 5時40分

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18日、海軍力を高める中国は第二次大戦期の日本に似ているという。短期的には米国に対抗できる力量を持ってはいるものの、長期的には及ばないとみられている。写真は中国の空母。

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2012年12月18日、環球時報によると、スイスのインターナショナルリレーションズ&セキュリティネットワークは17日、「中国は今や海洋大国なのか?」と題した記事を掲載した。一部の専門家は中国の海洋戦略と高まる経済力から軍事力もそれに応じて増強され、次第に海洋大国になりつつあると指摘している。

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中国政府は突発的な事態に備えているように見えるが、これまで同様に海軍兵力をどのように使うのかはいまだ明確になっていない。長年にわたって中国の海洋における意識は「石油の国内供給」と「台湾海峡」の2点に注がれていたが、近年は3点目として「未開発の海洋資源」が浮上してきている。

中国海軍の軍備増強は米国の軍事情勢をにらんだものとなっているが、中国が直面している状況は1941年の頃の日本とよく似ているという。短期的には米国に対抗できる力量を持ってはいるものの、長期的な戦いになった場合には中国海軍が米国の軍事力を打ち負かすことはできない。

中国海軍は「海岸線の防衛」から「海洋の権益保護」と行動範囲を広げ、近海における能動的な防御態勢を向上させつつあるが、さらにその先の遠洋における行動は現段階では現実的ではない。中国は海軍艦船の建造が最も多い国にはなっているものの、将来的にも米国には及ばないとみられている。(翻訳・編集/岡田)

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