中国の鉄道ネットワークは政府が敷設、米英よりも効率的―英紙

Record China    2012年12月22日(土) 11時13分

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19日、英紙・ガーディアンは、中国政府が着々と整備を進めている鉄道ネットワークは、19世紀に米英で民間企業中心に敷設された鉄道ネットワークよりも効率的であると論じた。写真は遼寧省瀋陽市内を走る鉄道。

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2012年12月19日、英紙・ガーディアンは、中国政府が着々と整備を進めている鉄道ネットワークは、19世紀に米英で民間企業中心に敷設された鉄道ネットワークよりも効率的であると論じた。20日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国の鉄道ネットワークの最重要機能はビジネスマンや旅客の輸送ではなく、貨物と労働力の輸送にある。11年の中国の鉄道ネットワークの総延長距離は世界の鉄道ネットワークの約6%だが、積載能力は同約25%に達している。19世紀の米英両国がそうであったように、鉄道ネットワークの整備は中国経済のさらなる発展の促進につながる。

しかも、中国が整備する鉄道ネットワークの効率は19世紀の両国をしのぐことになるだろう。当時、両国の鉄道はほとんどすべてを民間企業が敷設し、政府の関与は極めて少なかった。英国では1880年代にはほぼ全面的な鉄道ネットワークが完成したが、競合や投機などによって多くの資金と路線が無駄になったとみられている。

英レディング大学経済学部のマーク・カッソン教授は「もし英国政府が鉄道ネットワークを計画していたら、資金は25%減、総延長距離も現在の2万マイルよりも7000マイル少なくて済んだだろう」と指摘する。

一方、中国では政府が鉄道の建設時期や場所を最終決定しているため、米英で起こったような無駄な競合や投機バブル、路線予定地争奪戦などの問題に巻き込まれずに済む。従って、政府が計画し、投資する中国は、経済発展により貢献度の高い鉄道ネットワークを持つことになるだろう。(翻訳・編集/HA)

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