中国人の15.4%、3カ月内の自動車購入に意欲的―中国メディア

Record China    2012年12月22日(土) 20時11分

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17日、中央銀行調査統計司が発表した「2012年第4四半期預金者アンケート調査報告書」によると、回答者の15.4%が3カ月内に車を購入する予定と回答し、1999年の調査開始以来の最高値をつけた。写真は重慶市にある長安汽車の自動車製造工場。

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2012年12月17日、中央銀行調査統計司が発表した「2012年第4四半期預金者アンケート調査報告書」によると、回答者の15.4%が3カ月内に車を購入する予定と回答し、1999年の調査開始以来の最高値をつけた。あるネットユーザーは、「これは国内自動車市場の調整が終わり、高度発展に戻ることを意味するのでは?」と指摘した。関係者は「2年間の低成長、買い替え需要の増加、新規購入者の変動性の開放により、来年の自動車市場は幸先良いスタートを切るだろう」と分析した。南方日報が伝えた。

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15%が3カ月内の購入を検討

同報告書は、中国人民銀行(中央銀行)が全国50都市の2万人の都市部預金者を対象にアンケート調査を実施し、まとめたものだ。同報告書によると、現在の物価・金利・所得水準を受け、回答者の19.4%は「消費を増やす」、33.5%は「投資を増やす」、47.1%は「貯蓄を増やす」と回答した。

年初と比べ、人々の消費意欲は1.9ポイント増、投資(株・ファンド・債券など)意欲は2.1ポイント減、貯蓄意欲は横ばいとなった。庶民が好む投資手段は、「ファンド、金融商品」(22.9%)、「不動産投資」(18.9%)、「債券購入」(17.5%)の順となった。庶民の消費意欲は全面的に高まっており、3カ月内の自動車購入意欲は15.4%に達し、1999年の調査開始以来の最高値となった。

同報告書の結果は、11月の販売データと合致する。中国自動車工業協会が発表した統計データによると、中国国内の自動車販売台数は11月に大幅に回復した。生産台数は前月比11%増・前年同月比3.9%増の176万1400台に、販売台数は前月比11.5%増・前年同月比8.2%増の179万1000台に達した。このうち乗用車の生産台数は前月比11.9%増・前年同月比4.2%増の143万2000台、販売台数は前月比12.5%増・前年同月比8.8%増の146万1300台に達した。

来年は幸先良いスタートに?

これは市場の真の回復を意味するものだろうか。全国乗用車市場情報聯席会の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)副秘書長は、「2年間のマイクロバスを除く狭義乗用車の増加率は10%を下回っており、低成長が中国自動車市場の主流になったようだ。しかし中国自動車市場は大きな潜在力を持ち、今後10〜15%の増加率を維持する可能性もある。来年の自動車市場は、12月よりも好況になるだろう」と語った。

昨年の都市部100戸の自動車保有台数は18台のみで、自動車普及の初期に当たる。新規購入者・買い換え者は、自動車市場の高い成長率を支えるだろう。特に2年間の低成長、買い替え者の比率の増加、新規購入者の変動性の開放、買い替え者の安定的な増加は、自動車市場の高度発展を促す。

崔副秘書長は、「11月の販売台数更新は、年末の販売の好調を事前に示した。自動車メーカーが一般的には安定成長を望み、一定の余地を残すことから、今年の一部の生産・販売台数は来年の1月に回され、幸先良いスタートを切るだろう」と予想した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山

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