Record China 2019年1月10日(木) 17時20分
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9日、騰訊体育は「どうして日本サッカーはいつも中国人の神経をチクリと刺してくるのか」とする記事を掲載した。写真は日本―ベルギー戦。
2019年1月9日、騰訊体育は「どうして日本サッカーはいつも中国人の神経をチクリと刺してくるのか」とするコラム記事を掲載した。以下はその概要。
日本のアジアカップ初戦は、想像したようにはいかなかった。3‐2での勝利には多少なりとも危険な部分があった。しかし、大勝しようが辛勝しようが、惜敗しようが惨敗しようが、日本のサッカーはいつも中国人の「同士討ち」を引き起こすとともに、中国サポーターの神経をチクリと刺してくる。
日本代表にも中国代表と同じような問題点があった。それは、リードした時にプレーを緩めるということであり、9日のトルクメニスタン戦でも不用意な守りのミスからPKを献上した。しかし一方で、日本には中国が持っていないものを持っている。あの一挙に3点を奪った15分間の雨あられのような猛攻は、2日前に中国がキルギスに勝利した際だけでなく、これまでの中国代表の戦いでも見たことがない。
日本がトルクメニスタンに1点を先行された状況で、中国のサポーターたちはいつも通り自然と「逆転するから問題ない」という「親日派」と、「これでアジア杯優勝、ひいてはW杯優勝を目指すなどちゃんちゃらおかしい」という「反日派」に分かれて激しい舌戦を繰り広げた。そして最終的は「少なくとも、中国サッカーよりははるかにレベルが上」という結論に収束する。
昨年のW杯でも、日本代表をめぐる中国ネットユーザーの舌戦は起こった。世界を驚かせたコロンビア戦の勝利、目先の勝利を放棄したポーランド戦、そして決勝トーナメントでのベルギー戦における進撃と悲劇。その度に「親日派」と「反日派」が互いに言い合いを始めるのだ。
私は、ピッチ上でのコンビネーションや技術、戦術、試合を読む能力よりも、日本サッカーに対する両極端な評価、そしてこれらの評価によって引き起こされる舌戦こそが、日本サッカーがわれわれに与える最も大きな痛みではないかと思う。
実際、日本サッカーは神格化されるほどの存在ではなく、彼らだって多くのほころびや問題点を抱えている。フィジカルを見れば、特段中国選手に勝っているわけではない。しかしそれなのに、日本代表は互いの弱点を補いあってプラスに変えている。一方で中国代表はいつまでたっても磁石のように反発し合ったままだ。成功に飢えているわれわれは、物事の背後にある本質を落ち着いて探ることなく、日本代表の背後にある、われわれが払ってこなかった相応の努力の存在を忘れてしまっているのだ。
日本サッカーが良かろうが悪かろうが、それは他人のこと。良いものは学び、悪いものは捨てる。これこそわれわれにとって正しい態度なのだ。日本代表が試合をするたびに中国代表を引っ張り出して「祭り上げる」というのは何の意味もない。1人の中国サポーターとして唯一の願いは、中国代表がアジアカップでより良い成績を挙げること、それだけなのである。(翻訳・編集/川尻)
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