Record China 2012年12月28日(金) 18時22分
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27日、双子の兄弟の両方と関係した女性が病死し、1歳の息子が残された。兄と弟、どちらが本当の父親なのか、真相はDNA鑑定に託された。果たして遺伝子はどちらを父親に選んだのだろうか。写真は中国のDNA鑑定施設。
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2012年12月27日、双子の兄弟の両方と関係した女性が病死し、1歳の息子が残された。兄と弟、どちらが本当の父親なのか、真相はDNA鑑定に託された。果たして遺伝子はどちらを父親に選んだのだろうか。
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湖南省邵陽出身の林偉豪(リン・ウェイハオ)と林偉壮(リン・ウェイジュアン)は双子の兄弟だ。2006年から共に長沙の大学で学び、2010年3月には、弟の恋人、羅蘇紅(ルオ・スーホン)(人名はすべて仮名)との3人で上海の企業にインターンに行った。意気投合した3人はその期間中、同居することになった。
3人で酒を飲んでいたある晩、トイレに行って戻ってきた蘇紅が間違えて兄の部屋に入り、もうろうとした意識のまま関係を持ってしまった。それに気づいた弟と兄は口論となり、カップルも破局してしまった。
インターンが終わり、兄弟が長沙に戻ろうとした頃、蘇紅の妊娠が発覚した。蘇紅は出産と復縁を望んだが、弟はそれを拒み、兄との関係を修復することもできなかった。
2年後の今年5月、蘇紅が末期の肺がんで亡くなってしまった。臨終前、彼女は1歳になる息子を林兄弟に託したが、どちらも自分の子どもであることを認めようとしない。
林兄弟の母が親子鑑定を提案し、二人の頭髪を採取してDNA鑑定を行った。鑑定の結果、なんと兄弟の両方が生物学的には親であることが判明した。林兄弟は一卵性双生児で、DNAも完全に一致したため、鑑定で親子の区別をつけることができなかったのだ。
結局、鑑定を行ったセンターの医師からの「子どもが林家の血を引いていることだけは間違いない。子供に罪はないのだから、受け入れることを選んではどうか」という提案や、家族や友人の説得を受けて、林兄弟は和解し、ともに子どもを成人まで育て上げることを決めたという。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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