この週末、3つの中国大使館が怒った―中国メディア

Record China    2019年1月23日(水) 12時50分

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21日、参考消息は、「この週末に三つの中国大使館が怒った」と題する記事を掲載した。写真は駐カナダ中国大使館の公式ウェブサイト。

2019年1月21日、参考消息は、「この週末に三つの中国大使館が怒った」と題する記事を掲載した。

記事が「所在国政府やメディアに怒りの声を次々と上げた」としたのは、カナダ、スペイン、スウェーデンにある中国大使館だ。記事は、「外部の邪推や中国に恥をかかせる行為」を中国大使館が非難したことを説明し、大使館が不満とする内容は完全に一致するものではないが、その根本を探ってみると中国が直面しているのは西側の偏見と傲慢(ごうまん)と言えると指摘。「17日には駐カナダ大使が『自衛反撃』の幕を切って落とした。中国とカナダのいざこざが続く中、同大使は初めて国内外のメディアに集中的に対応」と述べ、駐スペイン大使館と駐スウェーデン大使館も相次いで声明や談話を出したことを伝えた。

記事は「駐カナダ大使館のサイトに掲載された取材記録によると、盧沙野(ルー・シャーイエ)大使は中国で麻薬密輸罪に問われたカナダ人に死刑判決が言い渡された問題や華為技術(ファーウェイ)事件、中国とカナダとの自由貿易協定など敏感な質問に答えた」と続け、5Gからファーウェイを排除しようとするカナダの一部の動きについては同大使から「カナダ政府と関係部門が賢明な選択をするよう希望する」との警告があったと説明。駐スペイン大使館が出した声明も中国で死刑判決を受けたカナダ人に関するものだとし、スペイン側が死刑判決に「憂慮」を示したことなどについて、大使館が強い不満と「理解に苦しむ」との意を表明したことを指摘した。

一方、スウェーデンにある中国大使館は「スウェーデンの一部政治家やメディアが中国を『安全上の脅威』とし、『中国の対外投資は人々を不安にさせる』と称していることに注意している」との報道官談話を発表。談話は「事実に依拠しない論調だ」「中国はこれまで世界の平和と発展に対しいかなる脅威も構成したことはない」などと訴えており、記事は中国がスウェーデン国内に設置した衛星地上基地を不安視する声が同国の専門家から出たことを説明している。

記事は「この1週間、中国はこれまでにない国際世論の複雑さに直面した。三つの大使館の相次ぐ発言は目下の情勢に対する最良の反応だ」と述べ、「同様に中国の利益と尊厳を守るために頻繁に声を上げた大使館が他にもある」として、中国との摩擦が続く米国の中国大使館の名を挙げている。(翻訳・編集/野谷

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