発展を遂げる中国の高速鉄道、高い運賃や乗客の認識不足が今後の課題―米メディア

Record China    2013年1月9日(水) 8時2分

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5日、米ニュースサイト・デイリービーストは中国の高速鉄道について報道した。「京広高速鉄道」の開通は技術面だけでなく、鉄道事故の問題や安全面において大きな進歩となった。写真は北京市に停まる「京広高速鉄道」の列車。

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2013年1月5日、米ニュースサイト・デイリービースト(The Daily Beast)は中国の高速鉄道について報道した。7日付で環球時報が伝えた。

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2012年末に開通した「京広高速鉄道(北京―広州)」は全長2298kmで世界最長の高速鉄道。全行程を8時間で走行し、従来の列車の22時間から大幅に短縮。技術面だけでなく、近年中国の鉄道部門を取り巻いていた鉄道事故の問題や安全面において大きな進歩となった。

2011年7月23日、中国・浙江省温州市で起きた「高速鉄道事故」以来、中国鉄道部門は鉄道の安全性を全面的に検査。その影響で「京広高速鉄道」の運行は1年遅れた。「京広高速鉄道」が開通した今では、高速鉄道の建設も正常に行われており、2020年には中国の鉄道営業距離が12万kmに達すると、鉄道部運輸局の趙春雷(ジャオ・チュンレイ)副局長は語っている。

高速鉄道の建設が発展する一方で、乗客の意識の低さによる問題も浮き彫りになっている。2012年12月、黒竜江省ハルビン市と遼寧省大連市を結ぶ「哈大高速鉄道」は開通後、乗客の喫煙により3日間で7件の列車減速騒動が発生した。一部の人は高速列車内でたばこを吸っても良いと思っているようで、このような乗客の認識不足が今後の課題といえる。このほか、鉄道を利用する人の中で、出稼ぎ労働者は最大の利用グループだが、多くの人が高速鉄道の運賃が高いと嘆いている。専門家は、「多くの出稼ぎ労働者は運賃が高い高速鉄道に手が出ない。鉄道部門は、ピーク時にさらに多くの低速列車を運行させる必要がある」と指摘している。(翻訳・編集/内山

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