減り続ける日本語学校の中国人学生、東日本大震災や尖閣問題が影響―日本

Record China    2013年1月11日(金) 13時27分

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10日、日本国内の日本語学校で学ぶ中国人学生の数が減り続けており、昨年は最近数年での最低を記録した。写真は北京で行われた留学フェア。

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2013年1月10日、日本の華字紙・中文導報(電子版)は、財団法人日本語教育振興協会のデータを基に、日本国内の日本語学校で学ぶ中国人学生の数が減り続けており、昨年は最近数年での最低を記録したと報じた。

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日本国内の日本語学校の審査・認定を担当している日本語教育振興協会は、毎年日本国内の日本語学校で日本語を学ぶ外国人学生の人数を集計しており、これまでの最多記録は10年の4万3669人で、うち中国人学生は約67%を占め、2万9271人だった。

11年は東日本大震災の影響で学生数が減少し、中国人学生の数は前年比6863人減の2万2408人だった。12年は尖閣諸島問題の影響でさらに減少し、11月30日現在で中国人学生の数は前年同期比4492人減の1万7998人(外国人学生全体の61.8%)となり、09年以来の最低水準を記録した。

日本語教育振興協会によると、日本語学校で日本語を学ぶ中国人学生が外国人学生全体に占める割合は、これまで49.9%から74.1%の間にあり、過去最高は03年の74.1%(中国人学生の数は3万1669人)だった。

一方、日本政府は20年までに日本で学ぶ外国人留学生の数を30万人にする計画(留学生30万人計画)を08年に発表している。日本の大学および日本語学校で学ぶ中国人留学生の数は12年上半期で10万4887人となっており、10万人の大台を突破しているが、日中関係の悪化による中国人留学生の減少傾向はこの計画に大きな影響を与えるとみられている。(翻訳・編集/HA)

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