石像の正体はデザインされた「サイ」?!2000年前に造られた8トンの彫刻―四川省成都市

Record China    2013年1月12日(土) 9時30分

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9日、中国・四川省成都市の成都天府広場から発掘された石像は、後漢(25〜220年)よりも前の物で、2000年ほどたっていると考古学の専門家が明らかにした。石像の特徴から、サイではないかと専門家は推測している。

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2013年1月9日、中国・四川省成都市の成都天府広場から発掘された石像は、後漢(25〜220年)よりも前の物で、2000年ほどたっていると考古学の専門家が明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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石像は1970年代、同広場での鐘楼建設時にその一部が確認されていたが、技術的な問題で全部を発掘することはできず、鐘楼の下に埋めたままにされていた。今月8日には発掘された石像の鑑定のため、専門家が集まっていた。

専門家によると、長さ約3m、高さ2m近い石像の重さは8トンほどあり、頭部が若干とがり、4本の脚には蹄があった。また、体の両側には模様が刻まれていた。石像の外観の特徴から、サイやカバ、バクのいずれかをかたどった可能性が高く、カバの下あごは広く、バクは気が小さく縁起が良い動物として扱われることが少ないことから、サイではないかと専門家は推測している。サイのような角がない理由については、破損してなくなったか、古代の人がサイをもとにデザインした2つの可能性が考えられるという。

また、成都市の考古学研究所の王毅(ワン・イー)所長は、「石像は比較的古い年代に造られた立体的な石の彫刻で、この種の彫刻は非常に珍しい。おそらく四川省で初めて見つかった大型の立体的な石の彫刻だ」と話している。(翻訳・編集/内山

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