死体の臓器が消えた?メキシコで起きた韓国人死亡事件が謎だらけ、ネットは政府の対応に不満

Record China    2019年1月30日(水) 0時40分

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29日、韓国・朝鮮日報によると、メキシコのカラオケ店で起きた韓国人男性の死亡事件をめぐり、韓国政府が国立科学捜査研究院の司法解剖医の現地派遣を提案したが、メキシコ当局に拒否されていたことが分かった。写真は韓国大統領府。

2019年1月29日、韓国・朝鮮日報によると、メキシコのカラオケ店で起きた韓国人男性の死亡事件をめぐり、韓国政府が国立科学捜査研究院の司法解剖医の現地派遣を提案したが、メキシコ当局に拒否されていたことが分かった。

記事によると、現地の事情に詳しい査定機関関係者は、メキシコ当局が拒否した理由について「メキシコはすでに司法解剖を終えていたので、プライドが許さなかったとみられる」と話した。

韓国人男性は3日(現地時間)、モンテレイのカラオケ店で知人2人ともみ合いになり、その過程で死亡した。メキシコの司法解剖では、脳出血による「自然死」で「外傷はなかった」との結論が出された。これに対し、遺族は「監視カメラに暴行を受ける場面が映っている」とし「自然死ではなく原因不明死だ」と反論したという。その後、遺族の希望で男性の遺体は韓国に移送され、21日に司法解剖が行われた。しかし遺体は脳、心臓、胃がない状態で、死因を特定することはできなかったという。ただ、遺体からは複数のあざや打撲傷などの「外傷」が見つかったという。

遺族は再捜査を強く求めているが、メキシコ当局は「自然死であるため捜査の必要はない」との立場を示している。在メキシコ韓国大使館関係者は「メキシコの領土で起きた事件のため韓国には捜査権がない」と説明したという。

これに、韓国のネットユーザーからは「なぜ臓器を抜いた?」と疑問の声が上がっている。また、韓国政府の対応への批判も多く「外交王、国民優先の文大統領は何をしている?」「韓国はなぜこんなにも自国民の保護に無関心なの?」「これは個人の問題じゃない。政府の介入が必要な事件だ」「メキシコは韓国を見下している。中国や日本だったら解剖医の派遣を拒否しなかっただろう。政府の日頃の弱気な態度が原因だ」「韓国外交部の無能さが浮き彫りになった事件」などの声が見られた。(翻訳・編集/堂本

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