将を射んとせば先ず「姑」を射よ=優秀な人材確保に必要なことは会社の安定感―米メディア

Record China    2013年1月14日(月) 9時50分

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10日、米誌ハーバード・ビジネス・レビューのホームページに「中国で優秀なエンジニアを雇いたければ、まず姑を安心させること」と題した記事が掲載された。写真は中国を代表するPCメーカー、レノボ。

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2013年1月10日、米誌ハーバード・ビジネス・レビューのホームページに「中国で優秀なエンジニアを雇いたければ、まず姑を安心させること」と題した記事が掲載された。12日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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グーグルの前プロダクトマネージャ―、ダグ・レイモンド氏が11年に上海で起業したとき、中国で優秀なエンジニアを雇うことは簡単なことに思われた。中国では毎年60万人の工科専攻学生が大学を卒業する。しかもシリコンバレーで得た経験から、優秀なエンジニアが求めるものはやりがいとチャンスだとよく心得ていた。彼らにとって起業したばかりの会社で働くことは、またとない大チャンスなのだ。

しかし、中国でこの考え方は通用しなかった。求職者が重視するのは金と名声ばかりで、シリコンバレーと比べ、中国のエンジニアは驚くほどリスクを嫌ったのだ。やがて数カ月経て、原因が明らかになってきた。一人っ子政策のもと、若者は不動産購入などで親の厚い援助を受けており、金を儲けなくてはというプレッシャーが大きい。また親は老後の面倒を見てもらうために、子供の経済能力に大きな期待を寄せている。そのため若者はやりがいやチャンスよりも収入を重視するのだった。「恋人の母親が安定した会社じゃないとダメというから」との理由で採用を断ってきたエンジニアもいた。

中国女性が安定し成功した男性を選ぶ傾向はますます強くなっている。だがこのような考え方は創業精神と相容れないものだ。この問題を解決するためにレイモンド氏が採ったのは「将を射んとせば先ず馬を射よ」方式。求職者には会社が成功したら相応の恩恵を受けることや、条件のいい住宅購入資金の貸付を行うことなどの説明に時間を割くようにした。また、恋人や友人と会社の活動に参加できるようにした。(翻訳・編集/YM)

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