Record China 2013年1月14日(月) 12時23分
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13日、中国・広東省の週刊紙「南方週末」の社説差し替え問題で、同社への支持を表明し注目されたタレントの伊能静。彼女の「愛国」発言による中国のネットユーザーの盛り上がりに、台湾メディアとネットユーザーが反論している。写真は伊能静。
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2013年1月13日、中国・広東省の週刊紙「南方週末」の社説差し替え問題で、同社への支持を表明し注目されたタレントの伊能静(いのう・しずか)。彼女の「愛国」発言による中国のネットユーザーの盛り上がりに、台湾メディアとネットユーザーが反論している。中国報が伝えた。
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今月3日付で発行された「南方週末」の新年特集号で掲載予定だった社説が、同省共産党委員会宣伝部からの圧力によって、内容を大幅に差し替えさせられた問題が注目されている。台湾出身で、現在は中国を拠点に活動しているタレントの伊能静は、自身のミニブログを通じて同紙に対し連日エールを送り話題に。さらに、中国の国家安全部からの介入があったことも明らかにし、一躍時の人となっている。
ミニブログで中国の現状を憂えた言葉を綴った彼女が、「私は日本国籍を取得できる機会があったが、父は中国人、母は台湾人なので、自分の“根っこ”を重視して放棄を決意した」とつぶやき。これについて中国のネットユーザーは、「立派な愛国発言」と即反応し、つぶやきが上がった今月11日には、ミニブログの検索ランキングで堂々1位になった。
この反応について台湾のネットユーザーは、冷やかな目を送っている。伊能静の本名は呉静怡(ウー・ジンイー)。「伊能」は実母が再婚した男性の姓で、義父への感謝をこめて現在もその姓を名乗っている。中学時代に日本へやって来たが、学校でのいじめや母親との葛藤が原因で、台湾に戻って自立することを決意。台湾メディアでは、国籍問題はあくまで「民族意識」で、中国のネットユーザーが言うような「愛国心」「嫌日」は勝手なこじつけだと伝えている。(翻訳・編集/Mathilda)
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