環球網 2019年1月31日(木) 19時40分
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1月27日から2月3日にかけて、中国と日本の初の体操合同訓練が行われている。写真は中国新聞網より。
2019年1月27日から2月3日にかけて、中国と日本の初の体操合同訓練が行われている。日本男子体操チームは内村航平選手をはじめ、白井健三選手を除く全ての主力選手が中国を訪れ、合同訓練に参加。一方、中国男子体操チームは2月11日から17日にかけて東京を訪れ、日本と合同訓練を行う。30日は中国国家体育総局の体操館で、訓練を終えた中国の肖若騰選手と内村選手が、翻訳アプリを利用して互いに楽しそうに話し合ったり、写真を自撮りしたりしていた。
日本男子体操チームはリオ・オリンピックで優勝したが、昨年の世界選手権で多くのミスが出て、中国とロシアに続く3位となった。一方、中国男子体操チームはリオで良い成績を取れなかったが、その後経験を蓄積し、スキルを向上させ続け、昨年のドーハ世界選手権で優勝したのだ。
中国国家体育総局体操運動管理センターの繆仲一主任は、中国と日本は試合においてライバルであるのは間違いないとしている。「しかし、試合の結果だけを考えてはいけないと思う。中国と日本のそれぞれのチームには重要な責任がある。それは世界の体操の発展を共に推進することだ。こうした合同訓練はその重要な方式の一つである」と繆主任は語った。
繆主任はまた、「中国と日本は試合においてはライバルで、試合が終わった後は友人である。内村選手は非常に才能がある選手で、彼には学ぶに値するところがたくさんある。例えば、競技への情熱、自分への厳しい要求、スキル追求などだ。若者たちは内村選手に学ぶ必要があると思う」と示した。
「スキルに関する秘密」について、肖選手は「試合の中でスキルが表れるため、実は秘密はあまりない」としている。肖選手は「一番重要なのは体操についての交流だ。日本の選手はみな優しくて、合同訓練は各自のチームの発展に大きなメリットがあるに違いない。私も日本での合同訓練を楽しみにしている。日本チームの訓練施設と訓練モデルを見てみたい」と述べた。
オリンピックや世界選手権で何度もチャンピオンになった内村選手は、「心配することはないと思う。お互いに学ぶことがカギだ。この数日間の訓練を通して、中国選手の状態が非常に良く、動きの質が高いことが分かった。これはわれわれが学ぶべきところだ」との感想を口にした。
繆主任は、合同訓練の目的は互いの体操に対する理解を交流させることだとしている。「こうした訓練が将来常態化され、ロシアやアメリカチームなど、より広い範囲に拡大することを望んでいる」と繆主任は語った。(提供/環球網・編集/黄テイ)
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