11歳の中国人児童を侮辱したイタリアの教師が無罪に、地元メディア「恥辱的」―中国メディア

Record China    2019年2月1日(金) 20時40分

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31日、観察者網は、イタリアの学校で中国人生徒に侮辱的な発言をしたとされる教師に地元の裁判所が「無罪」の裁定を下し、地元メディアが「恥辱的な裁定だ」と非難したと報じた。資料写真。

2019年1月31日、観察者網は、イタリアの学校で中国人生徒に侮辱的な発言をしたとされる教師に地元の裁判所が「無罪」の裁定を下し、地元メディアが「恥辱的な裁定だ」と非難したと報じた。

記事は、ラ・スタンパなどイタリアメディアの報道を引用して騒動の経緯を紹介。昨年2月にトリノ市内の学校で、授業中に体育教師が11歳の中国人の児童に対して中国人を侮辱するような発言をした。この情報が校内で広まると、多くの保護者が学校宛てにメールを送り、長きにわたりこの教師が授業の中で児童らを侮辱してきたことを訴えた。

そこで学校がトリノの検察当局に事案を報告すると、検察当局は人種差別に対する調査を実施し、教師に対して3日間の授業報酬に当たる罰金を科した。

教師はその後起訴され、今年1月29日に現地の裁判所で審理が行われた。審理の中で教師は中国人児童に対する侮辱を認める一方で「ロープで遊んでいて、とても危なかった。注意を喚起するつもりで、侮辱をしたかったわけではない」とした。その結果、裁判官は「人種差別とは言い切れず、発言によって児童の心身に影響を及ぼしたとする証拠もない」として、教師に対して無罪の判決を言い渡したという。

記事は、この判決に対して現地ニュースサイトの「グローバリスト」が「荒唐無稽かつ恥辱的な判決だ」と批判を展開したほか、現地のネット上でも「これは本当にイタリアで起きたことなのか」と驚きの声が出たと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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