中国のがん発病率、20年で2倍に悪化―香港紙

Record China    2013年1月15日(火) 20時34分

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14日、中国衛生部全国腫瘤登記センターの発表した報告書から、中国本土のがん発病率が20年前と比べて倍増していることが明らかになった。写真は同日、大気汚染の深刻な青島。

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2013年1月13日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国衛生部全国腫瘤登記センターの発表した報告書から、2009年に中国本土のがん発病率が10万人当たり285.91例となり、10万人当たり184例だった1980年代末と比べて倍増していることが明らかになった。14日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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報告書によれば、中国全土でがんと診断される人の数は毎年平均312万人おり、死亡率は10万人当たり180.54人。食道がん及び子宮頸がんの発病率は大幅に低下したが、環境汚染や不健康な生活スタイルにより肺がんや乳がんなどの発病率が急速に増加している。

報告書をまとめた陳万青(チェン・ワンチン)氏は、がんの予防や治療に改善が見られるものの、高齢化を背景に全体の発病率・死亡率ともに上昇を続けていると述べ、がんによる経済的負担はますます大きくなっていると指摘している。中国本土のがん死亡率は欧米諸国を大きく上回っているが、罹患しやすいがんに違いがあるほか、中国では中〜末期から治療を始めるケースが多いこともあるという。(翻訳・編集/岡田)

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