<チャイナ・インプレッション>正座で物乞いをする子どもたち―山西省長治市

Record China    2007年3月29日(木) 6時22分

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山西省長治市の街角にチョークで書かれた悲痛なメッセージ。傍らに正座するのは兄妹とおぼしき子ども。通行人は立ち止まり、気の毒がって次々お金を投げ入れていくのだが…。

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「父は運転手でしたが、交通事故で亡くなりました。母は重い病気にかかり、働けません。学校にも行けないぼくたちを助けてください。」

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山西省長治市の街角にチョークで切々と書かれた悲痛なメッセージ。傍らに正座するのは兄妹とおぼしき15歳前後の子ども。道行く人は立ち止まり、気の毒そうに次々お金を投げ入れていく。30分もしないうちに200元(約4500円)くらいは集まっただろうか。

ところが同じ日、別の場所でまた1人の男の子が路面に字を書いて座っていた。同じ街で、子どもが、しかも同じ方法で物乞いをするとは偶然過ぎる。不審に思い、レコードチャイナのカメラマンが問いただしたところ、やはり、同情心に付け込んで金を集める詐欺まがいの行為だった。働かなくても簡単にお金が手に入るから、と先ほどの子どもたちと一緒に安徽省の瓦店という村から来たという。調べたところ、同村ではこの手の物乞いが横行しているのだそうだ。

<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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