<尖閣問題>人民解放軍、新年方針で全軍に「戦争準備」指示―シンガポール紙

Record China    2013年1月17日(木) 2時0分

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15日、中国・解放軍報はこのほど、1面トップ記事で中国人民解放軍総参謀部の新年方針を掲載し、同記事は軍と武装警察部隊に対し「今年は戦争思想を強化し、開戦の準備を進める」と指示した。写真は山東省で実戦演習する武装警察。

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2013年1月15日、香港・明報によると、中国・解放軍報はこのほど、1面トップ記事で中国人民解放軍総参謀部の新年方針を掲載し、同記事は軍と武装警察部隊に対し「今年は戦争思想を強化し、開戦の準備を進める」と指示した。軍当局が「戦争」の文言を使うのは最近はまれで、軍事専門家は「航空自衛隊の演習に対する強硬姿勢を示したものだ」と分析している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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それによると、中国軍はこれまで「軍事闘争準備」との婉曲表現を用いるのが一般的で、「戦争」との直接表現は珍しかった。一方、習近平(シー・ジンピン)総書記は昨年12月、広東省で「戦争も可能であり、勝つことが重要である」と明言。「兵士を訓練し、戦争へ行く思想を強化する」と表明していた。

上海政法学院国際事務・公共管理科の倪楽(ニー・ラー)教授は、「軍総参謀部の指示は最終的には(武力衝突の)抑止効果を狙ったものだ。中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺に民間機を飛ばし、日本の自衛隊機を出動させることで、最終的には(各国の)“中国脅威論”を消すことができると考えているのだろう」と指摘した。(翻訳・編集/AA)

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