フライメディア 2019年2月11日(月) 22時30分
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キャッシュレス化が加速する中国では、銀行、ジム、コンビニ、レストランなど様々なところで無人化サービスが急速に広がっている。
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キャッシュレス化が加速する中国では、銀行、ジム、コンビニ、スーパー、レストランなど様々なところで無人化サービスが急速に広がっている。近年は日本からこの無人化・キャッシュレス化社会の視察に来る企業も多い。そうした中、2017年上海にオープンし、地味に(?)無人サービスを展開するファストフード店「徳克士(Dicos)未来店」で、無人サービスを体験。
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この徳克士は、ハンバーガーやフライドチキンなどを提供する、アメリカ発のファストフード店で、日本ではあまり見かけないが、中国では人気があり、各地でチェーン展開している。上海市内にもいくつか店舗があるが、現在、無人サービスを展開している「未来店」は1店舗のみ。
店舗は、オープンテラスの雰囲気も良く、明るく開放感あふれ、緑もいっぱい使われている店内はおしゃれで、まるでカフェのような空間づくり。ゆったりくつろげるスペースとなっている。
気になるところと言えば、“有人”カウンターの隣に設置された、数個並んでいるボックスだ。“有人”カウンターがあるので、無人化とうたわれているが、完全な無人化ではなく、“有人”、“無人”どちらでも利用できるようになっている。
無人サービスのオペレーションは、一般にテーブルにあるQRコードをスキャンして注文&支払いをする。通常だとこの後、注文した品をスタッフが運んでくる、或いは自身でカウンターにピックアップする、といった流れになるのだが、この「未来店」は、ここからが違うところ。
注文した品ができ上がると、スマートフォンにボックス番号とパスナンバーが送信されてくる。そして、指定された番号のボックスの扉にある画面にある数字キーを使い、受信したパスナンバーを入力すると、扉が開くしくみだ。
テーブルオーダーで注文&支払いをすれば、ピックアップまで全て、スタッフを通さずに、そして全く声を出さずに、そのオペレーションが完了する。あとは好きな席で食べるだけ。
「効率が良いか?」と聞かれれば、首をかしげるほかない。実際、有人カウンターを利用している人のほうが多いようだ。出来上がった品をボックスにセットするよりもカウンターで直接渡したほうが早いとも思う。
だが、消費者の嗜好に応じて、あえて“有人”か“無人”か、を選択できるという点から見ると、ターゲットとする客層も広がる。サービスがますます多様化してきたとも言える。(提供/フライメディア)
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