日本の大河ドラマを見習うべき!中国の歴史ドラマはいい加減なものばかり―中国メディア

Record China    2013年1月23日(水) 11時55分

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22日、日本の大河ドラマは時代考証を徹底的に行い、史実に忠実であろうとする。一方で、中国の歴史ドラマはいい加減な時代考証で客観性に欠け、不道徳なものばかりだという。写真は中国の時代劇「楚漢伝奇」から。

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2013年1月22日、人民網は「日本と中国で違いすぎる歴史ドラマ、大河ドラマは時代考証に厳格」と題した記事を掲載。国産の時代劇を「いい加減」と批判する一方で、史実に忠実であろうと努力する日本の大河ドラマについて紹介した。

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中国では時代物のTVドラマ「楚漢伝奇」が大論争を巻き起こしているという。視聴者や評論家の多くが、こうした国産ドラマについて「いい加減で、客観性に欠け、不道徳」だと指摘している。歴史ドラマはどのように制作すべきなのか?隣国の日本を見てみよう。

日本のNHKは、1963年から毎年違うテーマで「大河ドラマ」といわれる大型時代劇を制作・放映している。大河ドラマはわれわれ中国人が考えている時代劇とは違い、時代考証が徹底されている。日本の役者にとって、これに出演することはその演技力が認められた証しとなるほどだ。エンディングに流れるテロップに各考証担当者の名前が連なっていることからも分かるように、日本のドラマ制作では詳細な考証が行われる。当時の衣装や言葉遣い、乗馬の姿勢にいたるまでを確かめるその姿勢には驚くばかりだ。

「葵 徳川三代」の第1回放送「総括関ケ原」では、合戦の開始時間を何時何分かまで正確に伝えている。それに比べて中国の歴史を題材にしたTVドラマでは、時代考証の専門家はわずか数人しかおらず、名前をただ貸しただけの考証家や、有名だが実力が伴っていない考証家ばかりだ。

日本の歴史文化は中国ほど奥深くないため、大河ドラマの題材は中国より選択範囲が狭くなる。しかし、大河ドラマは戦いや駆け引きなどの歴史的背景を描きながらも、人々の心のよりどころとなる忠誠心や道義心、勇気などを描き出すことに力を入れている。それにひきかえ中国の歴史ドラマは、倫理観の欠如した宮廷劇ばかりだ。視聴率を稼げる歴史ドラマを作るのも大事だが、しっかりとした内容の歴史ドラマをどうすれば制作できるのかを、今一度考えるべきではないだろうか?(翻訳・編集/本郷)

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