「中国船は去れ」尖閣に接近の台湾漁船、中台の協力関係はなしとアピール?―中国メディア

Record China    2013年1月25日(金) 11時44分

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24日、尖閣領有権を主張する台湾と香港の民間団体が、漁船で接続水域にまで入った。一時は日本の公船と対峙したが、一方で、中国の海洋監視船も接近しており、中国船に対して「中華民国の海域につき、立ち退きを願う」と求めたという。写真は中国の海洋監視船「海監」。

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2013年1月24日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権を主張する台湾と香港の民間活動家団体が、漁船で接続水域にまで入った。一時は日本の公船と対峙(たいじ)する事態にも至ったが、一方で、中国の海洋監視船も接近していたことがわかった。その際、台湾側は中国船に対し、「中華民国の海域につき、立ち退きを願う」と求めていたという。中国・環球時報の報道。

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24日未明、台湾・新北市の深澳港を出航した遊漁船・全家福号には、台湾の団体・中華保釣協会の構成員4人と香港の団体・世界華人保釣連盟の構成員2人、香港の衛星TV局・フェニックステレビの記者1人の合計7人が乗船していた。加えて、台湾・海岸巡防署(=海上保安庁に相当)が巡視艇4隻を同行させている。

魚釣島の南西28カイリ地点で8隻の海上保安庁の公船と対峙する事態に。海上保安庁は蛇行しながら航行し、波を立てたり黒煙を上げたり、放水したりして妨害を試みてきたという。これに対し、海岸巡防署の巡視艇はLED照明や水柱で応じ、口頭で「台湾船の航行を妨害すべからず」と訴えた。

その後、今度は魚釣島の西南西20カイリ地点に中国の海洋監視船「海監」3隻が出現。海岸巡防署の巡視艇から2.5カイリの距離にまで迫った。台湾側はこれによって、中国と台湾が協力して尖閣問題に当たっていると誤解されることを懸念したのか、海岸巡防署の巡視艇は「尖閣諸島は中華民国の領土です。ここは中華民国の尖閣海域です。即座に退去を」と求めた。(翻訳・編集/愛玉)

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