2019年2月16日、米華字メディアの多維新聞は、英国際戦略研究所（IISS）が最近発表した世界各国の2018年の国防費ランキングによると、世界最多の米国の18年の国防費は2番手の中国を4倍近く上回ったと報じた。

記事によると、ドイツの放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは16日、「IISSの統計によると、米国の18年の国防費は6430億ドル（約71兆482億円）で、2番手の中国の1682億ドル（約18兆5852億円）や、サウジアラビアの829億ドル（約9兆1600億円）を大きく上回った。軍事大国と一般に認識されているロシアは631億ドル（約6兆9722億円）で米国の10分の1にも及ばない」と伝えた。

ドイチェ・ヴェレはまた、「欧州の北大西洋条約機構（NATO）加盟国で国防費が最も多かったのは英国で561億ドル（約6兆1987億円）だった。2位のフランスが534億ドル（約5兆9004億円）、3位のドイツが457億ドル（約5兆496億円）だった」とし、「IISSの報告書は、NATO諸国の国防費が長期目標に比べて約100億ドル（約1兆1049億円）低いことにトランプ米大統領が不満を抱いていると指摘している。アナリストらは、ロシアの国防費が相対的に低いことを理由に軍事支出を減らすべきではないと警告している。なぜならロシアの軍事的影響力は欧州をはるかに上回るからだ」とも伝えているという。（翻訳・編集/柳川）