野良犬ら収容しきれず、やむなく安楽死に踏み切る―浙江省杭州市

Record China    2007年3月30日(金) 14時4分

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2007年3月27日、浙江省杭州市郊外の犬収容所で、杭州市で初めての犬の安楽死処分が行われた。引き取り手が現れない場合、今後も続々と安楽死が行われる予定だ。

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2007年3月27日、浙江省杭州市郊外の犬収容所で、生後2か月のポメラニアンに注射が打たれた。2分後、子犬は静かに眠りだした。打たれたのは麻酔薬。この後子犬は薬剤によって安楽死させられる。これは、杭州市で初めて行われた犬の安楽死処分となった。犬の苦痛をできるだけやわらげるため、まず麻酔薬を打ち、その後に薬殺処分を行うのだという。以前は野良犬を捕えた際にはその場で処分していたため、それに比べればずっと人道的にはなった。とは言え初の犬の安楽死の現場には重苦しい雰囲気が立ちこめていた。

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3月、杭州市では犬の管理を強化し、ペット許可証に登録されていない犬や野良犬あわせて711匹を捕まえた。引き取りを希望する人が現れれば引き渡すが、引き取りたいという人はそうそういないという。収容所の敷地にも限りがあり、また捕まえた犬の数が多すぎることもあり、やむをえず最後の手段をとらざるをえないという。引き取り手が現れない場合、今後も続々と安楽死が行われることになる。

犬収容所の関係者は、「ペットを飼う前にはよく考えて、一度飼ったら責任を持って最後まで面倒を見て欲しい」とコメントしている。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

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