人工呼吸器手作りの父、息子の命をつないで5年―中国

Record China    2013年1月28日(月) 15時53分

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25日、中国浙江省台州市で、交通事故で全身不随となった息子のために人工呼吸器を手作りした夫妻がいる。息子は呼吸器と両親の献身的な介護で、事故から5年間命をつないでいる。

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2013年1月25日、中国新聞社によると、中国浙江省台州市で、交通事故で全身不随となった息子のために人工呼吸器を手作りした夫妻がいる。息子は呼吸器と両親の献身的な介護で、事故から5年間命をつないでいる。

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呼吸器を手作りしたのは、同市の農村部に住む付敏足(フー・ミンズー)さん(63)夫妻。今年30歳になる息子の学朋(シュエポン)さんは7年前、職場からバイクで帰宅する途中、乗用車と衝突し、首から下がまったく動かなくなり、自力呼吸も難しくなった。事故後2年は入院していたが、治療費が大きな負担となり、両親は自宅での介護を余儀なくされた。

付さんは息子のため、「テレビで見た」という人工呼吸器を、見よう見まねで手作りした。発電機に空気を送り込むバルブをつなぎ、息子ののどに装着する。のどに空気を送り込むため、家族は24時間体制でバルブを手で押し続けなければならない。押す作業が3分止まっただけで学朋さんの呼吸は止まってしまうため、付さん夫妻や娘たちなど家族が総出で介護に追われている。これまでにバルブ6個を使いつぶし、付さんの手はぼろぼろになってしまった。しかし付さんは、息子がかつてのように健康を取り戻す夢を捨てずにいる。(翻訳・編集/AA)

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