中国の天気予報、人工知能がサポート―中国メディア

環球網    2019年2月25日(月) 5時0分

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ビッグデータと人工知能の進歩と共に、人工知能による天気予報はますます大きな話題となっている。資料写真。

ビッグデータと人工知能の進歩と共に、人工知能による天気予報はますます大きな話題となっている。更に新しいアルゴリズムを利用して1週間後の台風を予測できる研究チームも現れた。人工知能は天気予報分野ですでに役割を果たしているといえるだろう。

▽予測結果がより正確に

以前の天気予報では「局所」という表現がよく出てきたが、現在、そういう表現は少なくなった。天気の変化が起きる場所と時間もより正確になっている。これは中国のビッグデータのアルゴリズム能力が高まっていることを意味している。

人工知能は天気の変化を予測する際の難題を解決するための新しい考え方を提供した。中央気象台台風・海洋気象予報センターの銭奇峰副主任は、「人工知能を天気予報に応用するのは世界範囲でも大きな話題だ」と説明した。実は、2018年の世界気象日のモチーフは「スマート気象」だ。中国気象局の劉雅鳴局長は、「ビッグデータと人工知能技術を十分に応用し、全面的かつスマート型の気象予報業務システムを築き、より正確な予報を提供せねばならない」と指摘した。

▽人類とは競争関係ではない

人工知能は気象分野においての新しい技術で、人間の気象予報士とは競争関係にない。現在、人工知能は一般的な天気の予報で気象予報士をサポートしているが、災害や極端な天気の予報では、専門の気象予報士が依然として必要不可欠だ。

▽人工知能の十分な応用には時間が必要

人工知能は天気予報において重要な役割を果たしているが、人工知能に関する優秀な人材の募集は難しい。専門家によると、業界の成長見通しや給料などが原因で、優秀な人材は自動運転やコンピュータービジョンなどの分野に集中しており、鉱業や天気予報などの分野では募集が難しいという。中国気象局北京都市気象研究所の陳敏副所長は、「人材の養成にしても技術の使用にしても、人工知能が気象業界で十分に応用されるにはまだ時間がかかる」と述べた。(提供/環球網・編集/黄テイ)

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