中国の無秩序な都市拡張、代償は高いものに―英紙

Record China    2013年2月1日(金) 8時0分

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29日、中国で都市化が進む中、過去30年間で5億人もの人が都市へ移り住んでいることが明らかになった。無秩序な都市の拡張が様々な問題を生んでいる。写真はゴーストタウン化が深刻な内モンゴル自治区オルドス市のカンバシ新区。

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2013年1月27日、フィナンシャル・タイムズによると、中国で都市化が進む中、過去30年間で5億人もの人口が都市へ移り住んでいることが明らかになった。無秩序な都市の拡張が様々な問題を生んでいる。29日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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5億人という数字は、米国英国、フランス、イタリアの人口を合わせた数に相当する。さらに2030年までに3億人が農業をやめて都市部へ移り住むとみられており、地球上の8人に1人が中国の都市に住む計算になる。すでに中国の都市部では渋滞や大気汚染、計画性なく建てられるマンション群やそびえ立つ政府機関ビルで自然のかけらもなくなっているが、そうした状況は今後も続くとみられる。

無秩序な都市化は1980年代から続いており、政府が安価に土地を買い上げ開発企業に売り渡すという構図や、企業を招致することで税収が見込めることから多数の開発区が乱造されていることが背景にある。多くの開発区は荒廃し、ゴーストタウンと化している新興住宅街もある。

また、都市部では少数の富裕層と高い教育を受けた中間層が生まれる一方で、低所得者ばかりが住む地域も多数生まれており、格差の拡大が今後の中国にとって大きな不安材料になりつつある。(翻訳・編集/岡田)

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