北アイルランド議員がまさかの失言、ラジオの生放送中に中国人の蔑称使う―欧州メディア

Record China    2013年2月1日(金) 22時51分

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30日、北アイルランド民主統一党の議員がラジオの生放送中に、中国人の蔑称「Chinky」と発言。現地の華人社会が猛反発する騒ぎとなった。資料写真。

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2013年1月30日、複数の欧州メディアの報道によると、北アイルランドの民主統一党(DUP)所属の国会議員、イアン・ペイズリー・ジュニア氏がラジオの生放送中に、中国人の蔑称である「Chinky」と発言。現地の華人社会が猛反発する騒ぎとなった。31日付で中国新聞社が伝えた。

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英BBCラジオ・アルスター(北アイルランド放送局・本拠地ベルファスト)のインタビューを受けたペイズリー・ジュニア議員は「今夜はテイクアウトの中華料理を食べるつもり」と答えた際に、「Chinky」という言葉を使用。これは「ケチ」の意味を含んだ「China」の蔑称だ。同議員のこの発言はただちに現地の華人の猛反発を招いた。北アイルランド少数民族協会のパトリック・ユー会長は「この言葉は民族主義者が使う言葉であり、ペイズリー・ジュニア議員が使用するのは極めて不適切だ」と非難した。

ペイズリー・ジュニア議員のスポークスマンは29日、同議員がすでに華人社会に対し深く陳謝したことを発表。これまで同議員が現地の華人社会と友好的な協力関係を築いてきたと説明し、問題の発言が華人社会を攻撃するものでは決してないことを強調した。中国社会福利協会の最高責任者・アイリーン・チャン・フー氏も「すでに同議員から謝罪の電話があった」と話している。しかし、DUPのジョナサン・ベル氏はペイズリー・ジュニア議員の失言を「まったくの失態」ととらえており、BBCに対しても同番組の問題の発言部分を削除するよう要求。BBCもこれに応じている。

ペイズリー・ジュニア議員の失言はこれが初めてではない。2007年には「ゲイを憎悪する」と発言して問題になった。(翻訳・編集/本郷)

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