Record China 2019年2月27日(水) 15時50分
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27日、北京青年報は、JRグループが外国人向けに発売している周遊チケット「ジャパン・レール・パス」が、中国のECサイトで不正に転売されていたと報じた。資料写真。
2019年2月27日、北京青年報は、JRグループが外国人向けに発売している周遊チケット「ジャパン・レール・パス」が、中国のECサイトで不正に転売されていたと報じた。
26日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で「通常は1700元程度するジャパン・レール・パスが、ECサイト上で600元前後で販売されていた」との情報が流れた。記事は、半額以下の大きな割引は「JRによる公式のものではない」と指摘。その背景について、「多くの利用客が有効期間を全消化しきれずに帰国してしまうことに目を付け、パスの有効期間内に何組かの観光客に使い回しをさせるという仕組みによるもの」と伝えた。利用客は購入後、使用1日前に店主と連絡を取り、使用当日に駅で待ち合わせてパスを受け取り、使用後は目的地の駅で店員にパスを返すという流れになっているようだ。
そして、「本来は放棄されてしまうパスの残り日数分を利用して転売することで、1カ月で少なくとも50万元(約825万円)の利益が出ている可能性がある」とし、「乗客にとっても定価の3割程度で購入できることから非常に大きなメリットがある」とした。
一方で、「節約の賢いアイデアに見えるこのシステムだが、実はパスの『本人のみ使用可能』という規則に違反している」と指摘。転売の情報が拡散すると、中国のネット上では直ちに大きな批判が巻き起こったそうで、「本当に恥ずかしい。中国人は契約を守る精神を身に着ける必要がある」「これは窃盗であり、違法行為だ。店主の責任を問うべきだ」との声が出たと伝えた。
なお、北京青年報の記者が当該ECサイトを検索したところ、提起された店舗は見つからなかったといい、「すでに一部のネットユーザーが日本のサイトを通じて関係当局に通報したとの情報があり、当該店舗の商品はすべて撤去されていた」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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