Record China 2013年2月4日(月) 19時11分
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3日、中国ドラマ界で現在、戦死する日本兵ばかりを演じるエキストラの男性が注目を浴びている。多くのドラマに出演し、これまで最大で1日8回も“絶命した”という。写真は横店影視城で撮影されたドラマ「牡丹花兒開」より。
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2013年2月3日、中国ドラマ界で現在、戦死する日本兵ばかりを演じるエキストラの男性が注目を浴びている。多くのドラマに出演し、これまで最大で1日8回も“絶命した”という。
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中国・浙江省に構えるアジア最大級の映画撮影所・横店影視城。ここでは年間150本のドラマ撮影が行われているが、別名「抗日本拠地」と呼ばれている通り、3分の1に当たる50本ほどが戦争を題材とした作品の撮影に使われている。150本で動員されたエキストラはのべ30万人。うち、6割が日本兵の役だったという。
そんな群衆エキストラを演じる俳優のうち、26歳の史中鵬(シー・ジョンポン)さんがこのほど、インターネット界で一躍注目を浴びている。史さんがエキストラを演じるようになって4年。30本もの戦争ドラマに出演してきたが、その中で200回も日本兵を演じ、多い時では異なる撮影現場をはしごしながら1日8回も日本兵として“戦死”してきたという。日本兵のエキストラとして選ばれる秘訣について、史さんは「醜い容姿に粗暴な雰囲気が必要」と話している。
このような状況に対し、ある著名脚本家は「中国ドラマはどうしてしまったんだ。横店撮影所ではあちこちで日本兵が殴られ、蹴られている。新しい題材はないのか?」と苦言を呈している。では、これほどまでに抗日戦争を描いたドラマがもてはやされるのはなぜなのか?ある業界関係者は、「当局による放送制限ばかりのドラマ界で、抗日戦争を撮らなければ何が自由に撮れる?という現状です」と話している。実際、横店撮影所で現在撮影中の19本のドラマのうち、9本が抗日戦争を題材にしたものだという。(翻訳・編集/愛玉)
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