Record China 2013年2月7日(木) 13時12分
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6日、中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに射撃管制用のレーダーを照射していたことに対し、中国外交部の華春瑩報道官は「報道を見てから情報を知った」と繰り返すばかり。これに対し、中国版ツイッターでは不満の声が続出した。写真は報道テレビ画面。
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2013年2月6日、中国海軍の艦艇が海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに射撃管制用のレーダーを照射していたことに対し、安倍晋三首相が強い遺憾の意を表明した。米国務省からも中国側に自制を求める声が出ている中、中国外交部の反応は「知らなかった」「関係部署に聞いてほしい」と、明確な対応を避けている状態だ。
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5日、堀之内秀久駐中国公使からの申し入れと抗議を受けた中国外交部の羅照輝(ルオ・ジャオフイ)アジア局長は、「事実関係を確認する」としていた。しかし、翌6日に外交部が行った定例記者会見の席で、華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は「報道を見てから情報を知った」と繰り返すばかり。外交問題に発展しかねない軍部の挑発行動を把握していなかったことは「失態では?」と問われるも、「そう認識していただいて構わない」と反応は弱い。なお、6日夜の時点では、中国国防部や軍部からの声明は出ていない。
こうしたことから、中国の尖閣諸島をめぐる対日姿勢において、軍と政府のコンセンサスがとれていない可能性が指摘されている。また、公式の対応が遅れているのは、中国政府が日米の反応を観察しているためとの見方もある。
そんな中、こうした自国外交筋の対応に対して、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、不満の声が続出している。以下、具体的に寄せられた声。
「何という態度…」
「国防部と外交部は深刻な意思疎通の問題があるようだ。外交部は何も言えず、国防部は何も言わず」
「我々の政府は何でこんなに笑わせてくれるんだ…やったならやったと認めればいいじゃないか…それを『知らない』なんて…おもしろすぎるだろ」
「『関係部署に聞いてほしい』とはね。嘆かわしい!国防の軟弱さ、ふがいなさはこれほどまでに哀れで恥ずべきものだったのか!」
「報道官のきまり悪そうなあの表情。明らかに詳細も知らず、受け身な態度だ。これでは軍部が暴走して、いつか戦争になるぞ!深く憂慮する!」
「今回のレーダー照射事件、確かに軍事衝突になだれこむ危険をはらんだ行動だったな。ただし、完全なる領土を防衛するという観点では、敵対勢力の侵犯に対して行うべき当然の行動であったように思う。外交部はこれに水を差してはならない」(翻訳・編集/愛玉)
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