中国マラソン大会で珍事!トップの選手より先にバイクがゴールテープ切る

Record China    2019年3月4日(月) 20時20分

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環球時報など複数の中国メディアによると、海南省海口市で3日に行われたマラソン大会のゴール前で珍事が発生した。

環球時報など複数の中国メディアによると、海南省海口市で3日に行われたマラソン大会のゴール前で珍事が発生した。

記事によると、男子トップのケニア選手がゴールしようとした際、手前を走っていたバイクが勢い余って選手より先にゴールテープを切った。選手は直後にバイクを避けるようにゴールした。ゴールテープを持っていた女性2人は選手が走って来る方向に背を向けていたため気付かなかったようだ。

この様子が報じられると、ネット上では交通警察の誘導用バイクではないかとのうわさが流れたが、現地警察はこれを否定し、主催者側の撮影用バイクだったと説明した。国際大会の規定では、撮影車などは選手の妨げにならないよう、ゴール前ではコースから離れることとされている。

今回の騒動について、主催者側はスタッフのミスを認めているという。新京報は、「撮影車自身のミス」と「スタッフがすぐに気付かず制止できなかった」という2つのポイントを挙げている。

中国のネットユーザーからは、「恥ずかしい」「本当にアマチュアだよな」「大会組織委員会のレベルが低過ぎる」といった批判の声が上がった。また、ゴールテープを持っていた女性2人に対しても、「何をボーっと突っ立ってるんだ。テープを持ち上げてバイクを通せばそれで済んだだろうに」といった声が寄せられている。

このほか、「国内のマラソン大会は、政府が点数を稼ぎ、外国人選手が金を稼ぐ場所」「マラソン大会は今、雨後の筍のようにあちこちで行われているけど、ほとんどが都市の宣伝のためだもんな」などと指摘する声も上がった。

中国では近年、マラソン大会をめぐるトラブルが相次いでいる。18年12月にゴール直前でトップ争いを繰り広げる中国選手への国旗手渡しが騒動になったほか、スタッフがゴール直後の選手を引っ張ったり、給水を準備できなかったりしたことも。選手側にも、替え玉やショートカットなどの不正がたびたび発覚している。(北田

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