Record China 2020年7月14日(火) 15時20分
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13日、羊城晩報は、「どうして日本の建設現場では事故が極めて少ないのか」とする記事を掲載した。写真は日本の工事現場。
2020年7月13日、羊城晩報は、「どうして日本の建設現場では事故が極めて少ないのか」とする記事を掲載した。
記事は、中国で近ごろ建設現場における事故が多発しており、疑問や懸念が高まっていると紹介。「安全は、細かい部分に存在するリスクをつぶすことから始めなければならない」とし、細やかな管理が行われている日本の建設工事について説明している。
まず、日本の建設業では従業員の教育体制が整っており、座学と現場での実習を組み合わせ、最後に試験の関門を設け、従業員の質を確保しているとした。また、従業員の待遇や福利厚生も中国に比べて手厚いほか、作業環境も清潔で充実しているため、作業に対するモチベーションを確保することが可能であることを伝えた。
さらに、「問題を起こし懲罰を受けることに対する恐怖心、羞恥心、そして問題が発生した時の良心」という三つの心を柱とする安全管理体制とその教育が徹底しており、中国のトップダウン式の責任伝達ではなく、日本では上から下まで全員が責任を担う体制が取られていると紹介。日本では、死亡事故を起こした場合には、賠償金のほか、公共プロジェクトへの入札が一定期間停止となるなど重いペナルティーが科されることになっているとした。
このほか、大型車両が出入りするゲート、周囲の環境に配慮した囲い、現場の標識、材料管理、施工の精度など、建設工事に関連するさまざま部分の品質管理の徹底、毎日実施される作業の計画や進捗(しんちょく)度の確認、工事に関係する各種図面や文書の厳格な管理といった事柄が、施工の安全性確保につながっていると紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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