2013年2月9日、中国の国営放送・中央電視台（CCTV）の大みそか特番「春節晩会」で、台湾のマジシャンのリュー・チェン（劉謙）が驚き発言で観客を騒然とさせた。中国新聞網が伝えた。

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CCTVによる旧正月の大みそか恒例の特番「春節聯歓晩会」は、中華圏のトップスターが集い、毎年世界中で10億人規模が視聴する。台湾のマジシャンのリュー・チェンは、今回が通算4回目の出場。さらに今年は、中国の著名ピアニストのユンディ・リ（李雲迪）とのコラボが話題だった。

ユンディ・リを客席へ瞬間移動させるマジックでは、スクリーンの後ろに隠したユンディ・リを、リュー・チェンが探しにいくワンシーンがあった。この時、スクリーンから顔をのぞかせたユンディ・リとひそひそ話を交わしたリュー・チェンが、「え？リーホンに来てほしいって？ごめん、今日は僕なんだ」と謝る場面が。ユンディ・リは昨年、台湾の人気アーティストのワン・リーホン（王力宏）と、男同士の交際疑惑をさんざん報道されている。それだけに、観客からは驚きとため息のような声が上がった。

この衝撃セリフは、またたく間にインターネット上をにぎわせ、リーホンとユンディ・リのファンからはリュー・チェンの「悪ふざけ」を非難する声が沸き上がった。だが、ステージを終えたリュー・チェンは、「リーホン」のセリフはアドリブではないと弁明。リハーサル時からユンディ・リと確認し合っており、観客を楽しませるため発した言葉だと話している。（翻訳・編集/Mathilda）