2013年2月10日、中国の国営放送が旧暦の大みそかに放送した娯楽特番「春節聯歓晩会」で、人気マジシャンのリュー・チェンと著名ピアニストのユンディ・リの出演シーンの一部がカットされることになった。これは再放送分での措置。網易網が伝えた。

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中国国営テレビ・中央電視台(CCTV)が毎年、旧正月の大みそかに放送する「春節聯歓晩会」。今回は台湾からマジシャンのリュー・チェンが参戦し、中国で「ピアノ王子」と呼ばれるユンディ・リと、マジックとピアノのコラボを披露した。ユンディ・リは昨年、台湾の人気歌手ワン・リーホン（王力宏）と男同士の交際を噂されたが、この舞台でリュー・チェンの口から「リーホン」の名前が急に飛び出す場面が。交際報道を揶揄するような発言が、観客および視聴者を仰天させた。

リュー・チェン自身は「リハーサルでユンディと確認し合った上での発言」と説明している。しかし、CCTVの番組監督は公式ミニブログ上で、「完全にリュー・チェンのアドリブであり、個人的な行為」とし、再放送分から同シーンを削除すると発表した。

くだんの発言がリハーサルを経たものか、またはアドリブなのか、謎は深まるばかり。しかし、当事者のユンディ・リは番組終了後のミニブログで、「今回の番組では、リュー・チェンと楽しく円満にコラボできた。僕への支持を感謝するとともに、僕のよき友人である彼のことも支持してほしい」とコメント。怒りを見せないどころか、リュー・チェンを弁護する姿勢を見せている。（翻訳・編集/Mathilda）