2013年2月12日午前11時57分ごろ（日本時間）、日本の気象庁は北朝鮮北東部で「地震と異なる特異な揺れ」を観測したと発表。震源は浅く、マグニチュードは5．2と伝えている。

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地震があった地点は、過去2回の核実験が行われた施設がある咸鏡北道吉州郡豊渓里にほど近い。以前の核実験でも今回と同程度の揺れが観測されている。そのため、今回の揺れも核実験による可能性があると、米・地質調査所をはじめ各国メディアが伝えている。さらに韓国の政府関係者によると、韓国当局は現在、揺れと核実験の関連性を調べているという。日本政府も各データを収集して事実確認を急いでおり、午後からは安全保障会議を開いて今後の対応を検討中だ。

中国では、地震局がこの揺れについて「爆発が原因の疑いがある」と速報で伝えた。このほか、国営メディアの中国中央テレビ(CCTV)や新華社通信も速報でこれを報じているが、中国政府からの公式発表はまだない。

中国は北朝鮮の核実験について強い反対を表明していたが、政府内では一部、「事態のさらなる悪化を招く可能性がある」と、北朝鮮への全面制裁を懸念する向きもある。中国が北朝鮮に呼びかけてきた六カ国協議の早期再開もめどが立たないため、今後の中国がどう出るのか、国際社会の注目を集めている。（編集/内山）