ベトナム漁船、中国船の体当たり受け沈没か=ベトナム政府が調査へ―米メディア

Record China    2019年3月10日(日) 12時50分

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9日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、南シナ海・パラセル(中国名:西沙)諸島付近で6日、ベトナム漁船が中国船の体当たりを受け沈没したとされる問題で、ベトナム政府が調査を開始すると報じた。写真はベトナム国旗。

2019年3月9日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、南シナ海・パラセル(中国名:西沙)諸島付近で6日、ベトナム漁船が中国船の体当たりを受け沈没したとされる問題で、ベトナム政府が調査を開始すると報じた。

記事はまず、ロイター通信の9日付報道を引用。「ベトナムの国家捜索救助当局は6日、同国の漁船が中国船の体当たりを受け沈没したと発表した。だが中国船が民間船か公船かについては明らかにしていない」「中国メディアは7日、中国外交部の報道官談話を引用し、中国船がベトナムの漁船のもとに駆け付けたところ、漁船はすでに沈んでいたため、漁師らを救助したと伝えている」などとした上で、ベトナム外務省が9日、「ベトナムはこの沈没事件の原因を明らかにしようとしている」と発表したことを紹介した。

その上で記事は、「中国とベトナムには南シナ海の主権をめぐる争いがある」とし、「ベトナムは南シナ海を東海と呼んでいる。一方の中国は南シナ海の約9割近くに主権が及ぶと主張し、軍事的プレゼンスを絶えず拡大し、人工島を建設している。南シナ海をめぐっては、フィリピン、ブルネイ、台湾もその一部に主権が及ぶと主張している」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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