「日本車を買いたいけれど」半年悩んだ中国人消費者、ついにトヨタ車を購入―中国メディア

Record China    2013年2月18日(月) 8時40分

拡大

16日、昨年秋に日本車を購入する予定だった中国人女性の楊さん。尖閣問題で1度は購入をあきらめたが、結局今年2月にトヨタのカローラを購入したという。写真は北京市の日本車販売店。

(1 / 4 枚)

2013年2月16日、中国の華夏時報(電子版)は、旧正月直前にトヨタのカローラを購入した女性・楊さんを紹介した。

その他の写真

北京市在住の楊さんは、昨年5月からマイカーの購入を考えていた。いろいろ考えた結果、トヨタのカローラを買うことに決定。「9月に買う予定だったの。でもあんなことが起こって…」と楊さん。日本政府の尖閣諸島国有化に対する反日デモと日本製品ボイコット運動が昨年9月に発生し、自称「トヨタ車一筋の大ファン」である楊さんも日本車購入を断念するはめに。「ものすごく悩んだけど、少し様子を見ようと思って」。

当時、北京市最大の自動車販売市場・北京亜運村自動車交易市場が発表した調査報告によると、「日本車を購入する気はない」と答えた消費者は28.14%、「それでも日本車を購入する」と答えたのは14.57%、「日本車を購入する予定だったが考えを変えた」のは44.22%。残りの13.07%が「まだ迷っている」と回答している。

「こうなったら日中関係を徹底的に研究しようと思った。もうちょっとで、軍事評論家になれるところよ。日本と戦争にでもなったら、日本車なんて乗ってられないもの」と、政治問題や軍事問題を扱った番組やサイトを見まくったという。

「一番怖いのは車を壊されることなの。それに4S店(修理などのアフターサービスも行う正規販売店)はどんどん閉店してるし。日本車の人気が下がったら、中古の下取り価格も下がるでしょ?それも困るわ」と話す楊さん。国産車の購入に気持ちが動いたこともあった。

昨年11月になると、事態に好転の兆しが。日本車の販売台数も前月比で大きな伸びを示し、12月には前月比で27.6%増とさらに大きく回復。これで楊さんの心も決まった。夢にまで見た愛車のカローラを手に入れた彼女は「半年間迷ったけど、その価値はあったわ」と満足気だった。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携