Record China 2013年2月25日(月) 8時40分
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23日、不法移民の中国人男性がオランダで奴隷同然の生活を強いられていた事件を、海外メディアは驚きをもって大々的に報じた。写真はオランダの首都アムステルダム。
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2013年2月23日、中国の環球網は、不法移民の中国人男性がオランダで奴隷同然の生活を強要されていた事件について、海外メディアが驚きをもって大々的に報じたと伝えた。
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フランス通信社は21日、オランダのアムステルダム検察の発表として、同市内の中華レストランでコックとして働いていた中国人男性が、劣悪な環境下で長期間にわたって店主や従業員から虐待を受けていたと報道。この男性は2007年にオランダに入国。不法滞在であったため、アムステルダムの中華レストランで「黒工(違法なアルバイト)」に就いた。そこで52歳の女性経営者と従業員4人から日常的に虐待を受けていたという。彼らに脅されて複数のレストランで働かされていた。
英BBCによると、この男性は毎日長時間の労働を強いられていたが、賃金は支払われておらず、彼の預金通帳は経営者に取りあげられていた。さらに男性はレストラン裏に設置された不潔なケージを寝場所として与えられており、その中で1年間も生活していた。テレビカメラで常に監視され、病気になっても病院に行かせてもらえなかったという。
オランダ語が話せない男性は、自身が不法移民であるとの理由から、悲惨な生活から抜け出せる日が来るとは思っていなかったようだ。現在彼は警察の保護下にある。検察側は虐待していた女性経営者に対し移民法違反の罪で懲役20カ月、従業員4人にはそれぞれ10カ月から15カ月の懲役を求刑している。
オランダではここ数年、不法移民にまつわる犯罪が急増。女性に対する売春強要の他に、さまざまな形での搾取事件が発生している。また合法的に入国滞在している外国人労働者に対する雇い主の虐待事件も増加傾向にある。(翻訳・編集/本郷)
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